◆塙保己一エピソードその1.記憶力◆


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保己一の書庫には六万冊の本があったとされ、そのすべてを記憶していた。晩年、ある歌会の判者を頼まれ、五十首の歌を聞いて自宅に戻った。さて、歌を思い出そうとしたが、どうしても三首だけ思い出せなかった。「わしも、このようにものを忘れるようになっては、もう死ぬかもしれない」とさびしくつぶやいたという。また、集中力を高めるため「般若心経」を毎日100巻唱え、生涯に220万巻を越えた。まさに努力の人であった 保己一エピソードその1「記憶力」