群書類従について

塙保己一は34歳の時「各地に散らばっている貴重な書を取り集め、後の世の国学びする人のよき助けとなるように」と群書類従の編纂を決意しました。編纂事業は保己一が幕府の援助を受けて設立された「和学講談所」で行われました。

保己一は江戸はもとより、名古屋、京都、伊勢、大阪にみずから赴き、神宮、公家、大名家に願い出て所蔵する文献を調査、研究し門人に筆者させました。それらを記憶しながら綿密な吟味、厳正な校訂を続け、版木に彫っては木版本にして頒布する道を開きました。

群書類従の編纂と版木の変遷
群書類従版木について
群書類従摺り立て頒布

群書類従全666冊
塙保己一が編纂した群書類従