塙保己一エピソード その6.怒らぬ誓い

保己一エピソードその6怒らぬ誓い

保己一16歳のとき、この誓いを人生観に定めたという。伝記によると「人間は小さなことで、感情的に怒るようでは大業は成就しない。どうか、この1年間絶対にそういう気持ちにならないようにと、年のはじめごとに心に誓い、それを生涯にわたって実行した」と伝えている。
この自覚と努力が保己一を内面から育てたのである。その後この誓いは、よき協力者への感謝の気持ちと誠実につくすという心に発展していったのである。